2021年11月18日

日本製鉄トヨタ自動車と宝山鋼鉄を無方向性電磁鋼板に関する特許侵害で提訴

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 日本製鉄は2021年10月14日、中国の鉄鋼メーカーの宝山鋼鉄とトヨタ自動車に対して、無方向性電磁鋼板に関する特許の侵害があったとして、それぞれ損害賠償請求訴訟を東京地方裁判所に提起したと発表しました。これに併せて、日本製鉄はトヨタに対して、トヨタの電動車について製造販売の差止仮処分の申立てを行ったとも伝えられています。
 先に閉会したcop25ではガソリンエンジン車から電気自動車への転換が時代の趨勢として決定付けられましたが、果してこの特許問題、それでなくても電気自動車開発で海外メーカーに後れをとっているトヨタ自動車にどう影響するか見ものです。
 それでなくても、トヨタ自動車はこの手の問題を非常に気にする企業です。同社が地域の古くからつきあいのある会社との取引を重視してきたのも、まさにその裏返しであり、そもそも自動車の屋台骨ともいえる鋼板を中国企業から調達するなど、これまでのトヨタの姿勢を多少知る身としては「何かが起きている」としか思えません。
 ましてや、特許問題など普通は歯牙にもかけないことで知られる中国企業、しかも中国政府に最も近い宝山グループ企業との取引するまでに至った日本を代表する大企業、そして企業体質も日本を代表するほど古めかしい大トヨタの賭けは凶と出るか吉と出るか。

 これまで、どんなことがあっても最後はシャンシャンの蜜月時代を築いてきた日本製鉄とトヨタ自動車の中国企業の特許権を巡る争い、果してどんな結末になるでしょうか?

 
posted by riko at 19:21| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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