マンション管理費滞納 競売で解決できる?

 多くのマンション管理組合にとって管理費や積立金の滞納問題は深刻だ。それも、数年にもわたる長期滞納だと厄介だ。
 私が理事長だった頃、滞納は年1件程度、戸数比だと約1%。ちょっと前のデータだが、専門の弁護士によると滞納率の高い組合だと10%にも及ぶという。滞納の気配は管理会社が真っ先に感知するから、管理費等の収集状況を毎月注意して見る必要がある。

 先だって、どこかのサイトに「滞納の場合は競売で解決」と、いとも簡単に滞納問題を処理できるかのように記されていたが、実際は必ずしもそうとは限らない。それは滞納物件に抵当権が付いている場合だ。まだローンが残っている物件だと、銀行などの金融機関が第一位の抵当権を設定しているから、仮に競売で物件を売却できても管理組合が100%債権を回収できるとは限らないからだ。実際、ある滞納物件などはその通りだった。
 幸い、この組合の場合は弁護士を介して全額回収できたから競売には至らずに済んだが。

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